ねんどろいど シリーズ
もう1400番が見えてきた「ねんどろいど」ですが、これまでのシリーズ物の展開を振り返ってみましょう。シリーズ物と言っても「アニメ物」「映画物」「ゲーム物」と様々です。第一部では「アニメ物」にスポットをあてて、観ていきましょう。(グッドスマイルカンパニーさんで特集を組まれていない物の中から)
ラインナップ
「鬼滅の刃」「ゆるキャン△」「ゾンビランドサガ」「りゅうおうのおしごと」「天気の子」「君の名は」「はたらく細胞」「エヴァンゲリオン」「この素晴らしい世界に祝福を」「物語シリーズ」「涼宮ハルヒの憂鬱」「デスノート」「攻殻機動隊タチコマ」「らき☆すた」「けいおん」
大人気アニメ「鬼滅の刃」から「竈門炭治郎」「竈門禰豆子」「我妻善逸」に続き、「嘴平伊之助」がねんどろいど化決定!!続々とリリースされるシリーズにファンは目が離せませんよね。
第1期が2018年1月放映され、ショートアニメ「へやキャン△」は、2020年1月から3月まで放映されました。はやくも2021年1月に第2期がアナウンスされています。アウトドアという一見ハードな題材を独自の視点で「ふるゆわ」アニメに。こちらも実によくできたねんどろいどではないでしょうか。981-DX の志摩リンなどは、今でも大変な人気です。商品のデフォルメ化もですが、付属のオプションパーツは観ている人も思わず手に取りたくなる逸品です。6月発売予定の「大垣千明」も超強力ですよ☆彡そして「斎藤恵那」がねんどろいど化決定!!
こちらは、これからのシリーズ展開が楽しみな「ゾンビランドサガ」。2020年1月先行発売されている「源さくら」に続き2020年10月発売予定の「紺野純子」がアナウンス!他のメンバー(二階堂サキ・水野愛・星川リリィ・山田たえ・ゆうぎり)のリリース情報を楽しみに待ちましょう。
大作や超大ヒット作にならずとも、ねんどろいど化されるのがねんどろいどの一番の魅力ではないでしょうか?7月発売予定されている「りゅうおうのおしごと」の「空銀子」もその一つに違いないでしょう。2019年1月に先駆けて発売された「雛鶴あい」に続いてのリリースです。4体・5体・・・とシリーズ化されるものもですが、こう言った地味なリリースは本当にファンにはうれしい限りです。
6月に「天野陽菜」、7月には「高嶋帆高」が発売予定。新海監督劇場作品「天気の子」の主役の2人。
去年の発売された新海監督・劇場作品「君の名は」の「宮水三葉」「立花瀧」の主役の二人。
こちらも第一期・第二期と大好評だった人気アニメですね。ねんどろいどと言えば「女子キャラ」が人気ですが、「白血球」さんの完成度が高くこちらも大変人気になってます。「血小板」や「赤血球」と並べると2キャラも更に光る出来栄えです。
劇場版公開が延期になり、ファンも待ち遠しいエヴァンゲリオンシリーズ。「アスカ・制服バージョン」「碇シンジ制服」「渚カヲル制服」こちらは今後の展開も楽しみになります。劇中のプラグスーツ姿やマリの発表も期待度大ですよね。制服バージョンに先駆けて、レーシングバージョンで”レイ&アスカ”が先にエントリーされてます。レーシングスーツに”プラグスーツ”のデザインとバリエーションも広がります。レイ&アスカの鉄板ポーズもさることながら、カヲル&シンジのイヤホンを分けながら聴いてるシチュエーションもgoodです。ファンとしては一緒にピアノを弾くシーンも・・・と妄想も膨らみます(笑)
「この素晴らしい世界に祝福を!」も根強い人気の作品です。ライトノベル→漫画→アニメ→劇場版と確実にファンを掴んできた道のりを歩んでいます。制作は「スタジオディーン」が手掛けています。ディーンと言えば「ギャグマンガ日和」みたいなトリッキーな作品から、「七つの大罪」とメジャーな作品までと非常にレンジも広いスタジオです。こちらの商品も再販されていますが、後々にファンになられた方がいてまだまだ再販待ちされてる人も多いのではないでしょうか。
今なお多くのファンがいる「物語シリーズ」。335番・戦場ヶ原ひたぎが2013年11月発売されて、初期の中でも秀作が数々出されています。中でも「千石撫子」「八九寺まよい」などはプレミアつくほどの人気です。アニメシリーズは「化物語」「偽物語」「猫物語」「憑物語」「終物語」「暦物語」「傷物語」「続・終物語」と、ライトノベルに及ばずとも人気は不動ですね。
数々のライトノベルが、アニメ化・映画化・商品化される中で”先駆け”となったのは紛れもなく「涼宮ハルヒの憂鬱」ではないでしょうか。この作品が今もって愛されている理由は様々あります。TVアニメでは京都アニメーションが制作にあたってますが、それまでの手法を斬新でトリッキーに取り入れた野心作でもあります。第一部に続き、第二部そして劇場版とこの作品の大成功の軌跡がハッキリとわかります。グッドスマイルカンパニーさんでも、一早くこちらの”シリーズ化”でねんどろいどの方向性も示しました。作中のイメージをデフォルメするに留まらず、”ねんどろいどらしく”どうあるべきかを方向づけた商品でもあるでしょう。それまで以上に「小物(オプションパーツ等)」へのディテールへのこだわり方、表情パーツの設定(劇中の再現性)も今のねんどろいどの礎的なシリーズに仕上がっています。
少年ジャンプの漫画から、アニメ化・OVA化・映画化とこちらも大ヒット作です。作画の小畑健先生は「ヒカルの碁」として不動の人気を誇る漫画家です。デスノート・シリーズの特徴は、ねんどろいどシリーズ初、本編にない「企画物(サンタ・トナカイ)」が初めて取り入れられての商品化になっています。この流れは、後々・様々な”ねんどろいど”へと受け継がれていく系譜となっています。「攻める企画」は、グッドスマイルカンパニーさんの商品に対する熱量がユーザーにも十二分に伝わっているのではないでしょうか。最近では、バージョンアップ(2.0)もされています。初期の2桁シリーズとは変わって、ねんどろいどの”デスノート”は?と言った形をバージョンアップで見事にブラッシュアップされているのはグッドスマイルカンパニーさんならではです。
ねんどろいどの数あるシリーズ物の中でも、異色中の異色が「攻殻機動隊シリーズ」ではないでしょうか。このシリーズは、主役である”草薙素子”も”公安第9課メンバー”も作らず脇役の「タチコマ」を3機種発売。上記の”デスノート”では、本編外の企画物を出す以上に攻めてます。確かに”タチコマ”ファンは少なからずいます(私も好きですからわかります。)本編の主要メンバーを外しての商品化・・・通常では考えられない企画ですよね。トイストーリーで言う「ウッディ」も「バズ」も作らず、「Mr.ポテトヘッド」を商品化するようなものですから。そう言った”攻めた企画”がグッドスマイルカンパニーさんの魅力でもあります。だからこそ、他メーカーにはない「商品化&シリーズ化」が実現しているのではないでしょうか。しいては、その”攻め”こそがユーザーに「次は何を?ひょっとしたら自分の好きなキャラも商品化されるかも。」と夢を与えてくれるのではないでしょうか。
ここまで紹介してきたシリーズと違い、アニメそのままに”ねんどろいど化”されたのが「らき☆すた」シリーズではないでしょうか。劇中からそのまま飛び出して来たようなフォルムは、ねんどろいどの為にあったアニメキャラと言ってもいい位のハマリキャラです。決してデフォルメ化がどうのと言うのではなく、イメージそのままはファンの夢ですよね。この作品に甘んじる事なく、らき☆すたシリーズ以降沢山のデフォルメ化に果敢にチャレンジして更にクオリティに磨きがかかります。ねんどろいど第一期・創世記とも思えます。
「けいおん」も京都アニメーションが制作を手掛けた大ヒット作の一つです。アニメ低迷期に、いかに京アニがアニメファンの底上げしていたか・・・本当に驚かされるばかりです。そんな大ヒット作を手掛ける訳ですから、グッドスマイルカンパニーさんもかなりの熱量で作られたのではないでしょうか。完成度の高さに頭が下がるばかりです。劇中のイメージそのままに、だけど”ねんどろいどらしさ”は損なわれていません。先に発売されている「ハルヒシリーズ」をも凌ぐ完成度です。この商品によって、確実に「シリーズを揃える意味」が確立されたように思われます。当時、けんおんファンでない自分でさえ「これなら揃えて並べたい」と思ったほどです。後程のべる「初音ミクシリーズ」と共に、ねんどろいどを決定ずけたシリーズと言っても過言ではないでしょう。